さて、なぜ VAIO 株式会社謹製 VAIO にいかなかったのか 2
スペック的には UX301 は新 VAIO Z(モンスターさん)
に近い性能とサイズ感であったが、どうしても足りないものがあった。
新 VAIO Z はやっぱり見栄えの華やかさが全然ないのだ。
質実剛健でも見栄えがいいとは、初代 VAIO NOTE Z が楽々達成したものだが、
新 VAIO Z は中途半端かつ、見栄えもしないというジレンマであった。
値段も高すぎて、検討から外れた。
実際に使い込むとキーボードが案外ヘタレという難点はあったが、
Asus Zenbook UX301 は、それこそ、スペックと熱管理、見栄えを
割と高いレベルで実現している機種と見込まれ、
価格は中古を海外から輸入することで解消できそうだったので、
やっぱりこっちかな となったわけ。
実際に使ってみると、広色域液晶とはいっても sRGB 98% はあっても、
Adobe RGB では約 80% のカバー率。高品質ボディ 究極の Zenbook といっても、キーボードは比較的
プアではある。
大きな問題とまでは言えないので 魅力と中古で支払った
代金を考えた場合、手に入れたものはまぁ見合っていたとおもう。
やはり美しい天板と触り心地のよいパームレスト、
高精細IGZOの広色域液晶は Adobe RGB は達成していないとはいえ、
素晴らしい見栄えで、
これを、15.5mm の極薄ボディに タッチ画面で詰め込みつつ
高速CPUをきちんと搭載してきたことは称賛せざるを得ないし
ここまでそろうとやっぱりほしいなと思えてくる。
突然 MX Master マウスを買ってしまったのは、 Zenbook infinity
の名を冠された UX301 のそのプレミアムさの
わりにしょぼいキーボードにちょっと落ち込んだので魔が差した
としか言いようがないが、この2機のコンビは
現在のところ何にも代えがたいホンモノ感が漂ってとてもいい感じだ。
本来はどちらも VAIO が成し遂げるべきものだったのではないかと
元 VAIO NOTE Z ユーザとしては強く思わざるを得ない。
というわけで、こんなもんかなと思います。
VAIO はある意味超お得意さんともいえる私のような層を捨てて
よくわからん層にアピールを始めたんだと思います。
となると、離れざるを得ないかなと思います。
VAIO Pro のような完全ビジネスニーズで 中途半端な性能を
中途半端な外観で包んだモデルは、
VAIO にはあまり求められていないように思います。
P のような究極のモバイルのキワモノ PC、
Z のような究極のモビリティ、広画面、打鍵感を実現した究極のノートPC、
T/X のような理想を追求した超バッテリの11インチファクター
の3つに絞るべきではなかったかとおもいます。
いまの fit のような糞の役にも立たないシリーズは
FZ 系として薄型廉価高機能PCとして激安になるようちゃんと中国で作るべきで、
日本で作るのであればメリットがだしにくいため廃盤にすべきだと思います。