(撮影は SIGMA SD9 + 30mmf1.4。今回は事前にブローでごみを取って行ったが、ゴミがほとんど写らなかったのはうれしい誤算だ。)
そうすると、案外 SD9 の発色が肉眼で見るのに近いことがわかった。下の写真などは撮影後すぐにモニターと現実を比較している。その後、記憶を元に現像実施している。作業的には曖昧ではあるが、結構近い色だと思う。
今回はほぼ全ての被写体でこの作業を行い、ファインダー越しで見る風景の色をよく記憶するようにし、比較するようにした。
青々とした草葉が外堀を埋めている。奥の木々はダークグリーンがあまり綺麗でないが、肉眼でも遠方の木は若干霞み、このように見えた。
定点観測地点。
30mm なので、某サイトの作例と直に比較はできないが、満足いく解像をしているように思う。RAMLA の色も、タイルの接合面の陰があるためにこのように暗い色になるのが正解のように思う。線路の土色についても、非常に高いレベルの色再現のように思う。D1 MKIII の線路周辺の色は(気象/時刻がちがうにしろ)明らかにヘンだ。
明るい発色な機種が多いのはローパスとノイズリダクション、美肌補正のせいだと思う。
SD9 お得意の 青 / グレー / 青緑 の3色。清清しいたらありゃしない。これがあるからやめられないのかも。
こちらもおなじく。法政の外堀校舎。とにかく美しい。
奥のお兄さんの赤いシャツが(強烈な日差しをあびて)朱色になっちゃっているけれど、ほかは結構綺麗に収まっているような。
交番の裏にある建物の一番上の階と屋上手すりの間から伸びる照明機の支えなどの解像は、薄っすらと描かれている。本来1ドット未満で表現すべき部分があるのだろう、見事な表現だと思う。
溜屋と三菱東京 UFJ の赤色の違いの表現の可否を見るためのサンプル。デジカメのモニタではまったく同じに見えたが、なんとか違う色になっている。標識の色とも違っているので、その分離はできているようだ。
木々のグリーンの美しさもそうだが、UFJ看板の透明感も見事に再現しているように思う。
でも厳しく言うと、実際は各赤の色にはもっと差があったとおもう。
タイル、ペンキ跡、駅名反射など、肉眼風景を見事に再現している。特に駅庇の茶色部分のペンキダレの跡の部分が凄い。
小岩に戻ってきた。
これも正面の建物の屋上のアンテナの解像がとんでもない感じ。
ほかのデジカメでは見たこと無い。