ということで、
嫁とチビが俺をさしおいてイチゴ狩りがてらとってきたという、
菜の花を激写してみた。そのうちの1つを掲載してみます。
SIGMA SD9 + 17-70mm DC Macro (クリックで拡大)
やっぱり、このホニャーとしたボケがすきなのです。
夜の室内なので、撮影は苦労しましたが、さすが AF ピント調整後の 17-70mm はなかなか良かったです。
さて、世間では DP1 人気が(極一部に)凄まじいわけなのだが、案外 Foveon についてまともな解説が少ないなぁと感じていました。
3月、4月に発売された各社雑誌も、ASP-C サイズセンサーということと、Foveon は特殊なので等倍でも見れる 程度の説明で、せいぜいローパス不要と書かれている程度です。
と思っていたら、maro さんが詳しい解説を始めていました。
2008/03/23 と 2008/03/25 あたりに詳しく書かれています。
DP1 や SD14 、(ならびに SD10 / SD9 )に興味がある方は是非一読されたい。
僕個人的には、今回の SIGMA の英断は素晴らしいと思ってはいるけれど、SIGMA が本気でカメラメーカーになるには、必然的に発売しなければならなかった機種だと感じています。
それは、マイナー一眼レフの購入に対する世間の感じる壁というものが、案外高いものだからです。
おおよそこの類の機種が訴求するのはマニア層だが、マニア層は大体過去のレンズ資産がある、大手カメラ会社の機種を既に持っているのです。
(これは、SIGMA による、SD9、10 時の販売上の失敗も影響があるかもしれないが、むしろ、フィルムから連綿と続いてきている業界の必然なのかもしれない。)
このレンズ資産が、他社カメラ、ひいてはマイナーなレンズ交換式カメラ購入にたして躊躇われる原因となります。
この躊躇われる原因を取り除くには、それ以上の魅力を直接理解させなければならない。
でも、SIGMA SD シリーズの魅力は、(特に画素数を上げられず、高感度画質も相対的に良くないなどの欠点があるため)なかなか簡単には訴求しにくい部分が否めない面があります。現像の楽しみ、高輝度側に案外広いダイナミックレンジ、生々しい解像と独特で強烈な色。
そこで、交換レンズに配慮する必要がなく、手軽に導入できるカメラとして、サブカメラの位置づけのレンズ一体型コンパクトカメラに Foveon を載せる必要があったのだと思います。これを、既に一眼レフをもっていてサブカメラにコンパクトで高画質なものが欲しい ニーズに直接訴えかけるのです。
それで、もし Dp1 を気に入ってレンズ交換したい〜となれば、そこは SIGMA SD の販売チャンス!なのです。
ここぞとばかり、 SIGMA SD14 の価格が下がりましたね。
Foveon 大増産で、コストが激減でもしたんでしょうか。元々、量産したら Foveon のコストは安い・という主張はありましたものね。
そのうち、EVF タイプで、 DP1 に近いボディサイズの SIGMA SD7 とか出ますかねぇ…