ここのブログではなるたけハードウェア中心に取り上げたいと思っとります。
ミニノート という表現が増えた
んで、例のネットブックについてですが、ミニノートという表現がむしろ増えてきているように思います。
「ミニノート」という言葉自体には小さいノートブックという意味しかないはずなので、余計にわかりにくくなっているようですが、一般的には安くて Atom プロセッサ搭載(またはそれと同等のスペックの)の12インチ以下のノートブック PC という意味のようです。
このミニノート、いわゆる日経や毎日系の情報サイトが統一的に使っているようです。
2ch ノート PC 板では依然としてネットブックのほうが優勢ですねぇ。
個人的にはネットブックのほうが性能を現しているようでまだわかりやすいだけマシだと思っております。
なお、YouTube までハイビジョン対応をはじめたということや、それでは Celeron M 900MHz や Atom 1.6GHz では対応できない(Core2 の 2.2GHz でもコマ落ちましたけどねぇ)ので、もはやネットも対応できてない みたいな言われ方もしはじめているようですが、そんなの関係ねぇ。
やたら重いコーデックが糞と思います YO。
相対的にデータが軽いから採用されているのかもしれないけど。
ネットブックがあれば、高性能 PC とか不要なの?!
見るだけの人には不要でしょ?! というのが僕の意見。
見るだけでなく、作る・変換する 人には今後も高性能なクライアント PC は必須だと思いますよ。
年賀状ができないとかいう店員がいるようですが…僕なら別にネットブックでも作れるしなぁ。
でも、僕には VAIO FZ といういわゆる母艦があるし、そっちで作ったほうがラクだからネットブックで作りたくは無いけど。でも、ネットブックで作れないわけではない。
じゃあ、見るのも FZ でやりゃいいじゃんと。
確かに画面はきれいだし、高速だし、VISTA はスタンバイからほぼ0秒で起動するしいいこと尽くしなんだけど、ネットブックの小ささからくる一種の”異様な気軽さ”は A4 ワイドのデスクノートには無いんです。
それこそ、VAIO NOTE Z のサイズって絶妙だったなぁと今もそう思いますし、たまに使うとやけにしっくりくる。
処理速度と液晶の綺麗さと光学ドライブが同等で、キーボードがママだったら圧倒的に Z のがいいもんね…
最近の病気で床で伏し勝ちですが、寝室にネットが無い我が家では Jane 入りのネットブックが大活躍ですな。
ブルーレイ 普及に弾み / のろのろと の表現があるけど、ブルーレイはネット配信に呑まれる?!
まず、BD のビデオとデータ記録側面の双方をきちんと分けて考える必要はあると思います。
まず、データ記録については、当面呑まれる心配は無いと見ています。
ウェブのデータストレージの容量は現在最大は ASUS の提供している Netbook ユーザ購入者向けの 60GB サービスだと思うが、他者は一般的にまだ 1 桁 GB 台で有料が多いし、定額サービスだったりします。
1.5TB で1万切っている手元の HDD と比べて魅力は薄いだろうし、SSD ドライブが登場、軒並み低価格化、高速化が進んでいます。
また、e-SATA 規格や USB 3.0 などが今後のアクセススピードを後押しするため、当面の優位は Web のこちら側にあるとみています。
ただ、便利なウェブストレージ自体はユーザには恩恵こそあれ迷惑はあまり無いと思いますので、あっち側がもっとがんばってくれるに越したことは無いと思っとります。
がんばれ!
スカイドライブ重すぎで全然使う気しないぞ!
ではビデオはどうか。
こちらも、残念ながら Web のほうが劣勢だと思います。
まず、帯域そのものの問題があるということです。ニコ動だけで、日本の Web トラフィックの1割以上を占めていたりするということで、深刻だということですが、これがレンタルビデオ規模のサービスになると、BD の品質でなくて SD でもとても対応できないんではないかと。
あと、PC をあまり愛用しない人には、PC で映画などを見るという習慣が無いみたいで。
テレビで見たい・となると自然と DVD。みたいな。
そして、ハリウッドが DVD から撤退したいわけで、今後 BD を上手に後押しできれば(&アメリカのように1万円台の再生専用機を出せば) BD 普及も弾みがつくでしょう。
僕個人はどっちがいいかって言いますと、激安 BD が出る、DVD なみに BD ソフトのレンタルが簡単になる & 激安録画機がでるといいなぁみたいな。
よろしくお願いします、コンテンツベンダーさん、メーカーさん。まぁ BD に移りたい理由がそれぞれ単価をあげてコピー対策をしたい・ということみたいなので高画質を引き換えにいろいろ条件はわるくなりそうですけれどもね。
じゃあ将来は?となると、
・よっぽど皆さんが PC に慣れるか
・PC とTV をつなぐ事に抵抗がなくなるか
・TV に組み込まれ(米国の Pana の TV に YouTube のチャネルがあるものがあるとか)るか
になるかと思います。
皆さんが PC に慣れる の面は正直申し上げて私には予測がつかないし、私はしっかりした映像コンテンツなら PC よりテレビ派です。なれた方でもそういう人が多ければ余り意味が無い。
PC と テレビを繋ぐのに〜は私自身は全く抵抗が無く、うちのテレビも PC も絶妙な位置に VGA / Stereo & HDMI 端子があるわけですが、コードを繋いだままでないと接続は案外億劫で、ついつい D 端子で繋ぎっぱなしの DVD player は便利だなぁなんて思ってしまいます。
TV に組み込まれ…は日本だと既存テレビ局各社またはその利権を代表する団体や、著作者を代表する団体と称する輩がメーカー側に強力な圧力をかけることが予想され、実現は難しいと思います。
コピワンやダビング10を考えると、この予想は個人的には非常に妥当な考えだと思います。
それらを総合するとネットで〜というのは スポットや簡易コンテンツ、映像や音声が主にならないものであればありだと思いますが、既存の映画やドラマなどのしっかりした映像コンテンツとなると依然としてパッケージメディアが強いのではないかと思います。
ただし、これをぶち破る画期的な商品とやらが Apple などから上手く打ち上げられればまた違ってくるでしょうが、Apple TV があまり皆さんの琴線に触れなかったようなのでやっぱりこの分野は難しいのではないかと思います。
もちろん、そのようなすばらしい商品が出れば、おそらくここでも取り上げることがあると思います。