2009年04月12日

LOUVRE ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 〜の後ぶらっとデート




直球・ツボど真ん中の作品がおおくてびっくりしました。
しかも、各作品が、各巨匠の代表作、最高傑作クラスだったということが後でわかり、納得と同時に「この美術展は超お得すぎる」とあらためて納得したしだいです。

ayame も感動のあまりか幾度と無く固まっていたように思えます。

私ごときが絵画の解説などはおこがましく、むしろ実物を見ていただいたほうがいいのですが、気に入ったものをいくつか取り上げさせていただきたいと思います。

まずは ヨハネス・フェルメール作の
「レースを編む女」。[公式解説 サイト]

なにしろ、24cm*21cm と、成人男性の平均的手より若干大きい程度の小さなサイズのカンバスに、油絵にしてこの緻密な内容が収まっているということが恐ろしい。
また、実物は解説サイトの写真より色がより美しく、特に赤い意糸が非常に鮮やかで鮮烈でした。

どこまでもリアリスティックなこの絵はやはり今回の美術展の看板となる絵ですので黒山でした。


次には 「リュートを持つ道化師」(フランス・ハルス) ですね。[公式解説 サイト]

だいぶ前にもこの実物を見ていますが、この絵には毎回何か惹かれるものがあります。たぶんこの道化師の表情がリアルで楽しげ、全体的に若干荒めの筆致なのにリュートの彫刻は細密になっていて全体がひき締まっているなどが惹かれる所以かもしれません。

なにしろ、楽しげな絵です。


更には 「大工ヨセフ」(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール) 。[公式解説 サイト]

こちらもだいぶ前に実物を見ていますが、この絵は絵として持ちうる魅力について考えうる最大の牽引力があるのではないかと感じています。
美しく・優しく透き通る幼子の手。
太く逞しい大工の腕。
大工の細やかな睫、やさしげかつ不安げな目に細やかなアイキャッチ。

すさまじい完成度で恐ろしすぎるほどです。
僕としてはピカソやルノアール、モネの有名作よりこっちの作品のが好きですね。


最後に惹かれたのは 「バテシバ」(ウィレム・ドロスト) 。[公式解説 サイト]

師匠レンブラントの同名の作品から着想を得ているということだが、レンブラントの同作をはるかに上回る美しさ、妖艶さがあります。
これもすばらしい。
posted by masayui at 07:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | ・美術展ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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