なんというか、PENTAX Q ってのは私の印象では オートマのミニクーパーだ。
魅力的なようでなんか魅力に欠ける。
惜しい。
そんな存在。
だから思わず注目はしちゃう、しちゃうけどなんかスルーしちゃう。
そんな感じ。
ちっさなエンジンなら安くしようぜ。
高級路線ならもうちょっと高級な作りはいかが?
なんか色々中途半端な感じがする
私の感想ではそんな感じだった。決して悪くは無い、むしろいいところも少なくないからこそ惜しいなという感じだった。
【以下、細かいコメントをつけました!】
現地では Q 自体で撮影したデータの持ち帰りはイケナイことのようでしたので、NEX 3 で背面液晶や作例などを撮影しています。
会場の様子:
日曜日は割りとすいててゆったりみることができました。
ノベルティゲットしました。
PentaxQ の実物大パンフと、液晶クリーナーです。
作例を NEX-3 で撮ったもの:
※ 比較的大きく写しています。(別ウィンドウなどで開くと大きくなります。)
※ 比較的大きく写しています。(別ウィンドウなどで開くと大きくなります。)
ボディ:
デジカメ Watch では NEX-5 との比較がありましたが、こちらは NEX-3 と比較してみます。
NEX-5 のときとは違って、Pentax Q の小ささが露骨にわかります。
親子のようなサイズ差。
上から見るとレンズのサイズ差がよりよく分かります。
Pentax Q の凝縮感、NEX-3 のつるっとした感じが良く出てます。
この小ささでホットシューをつけ、フラッシュもギミックまで入れた Pentax Q はエライ。
液晶は NEX のほうが広いけれども、縦横比の関係で PENTAX Q のが撮影対象が大きく見えます。
解像度や発色は NEX のが圧倒的に上。というか、NEX の液晶より綺麗なものはなかなか見たこと無いです。
Q のはどうも少し緑がかっているようですが、特に悪いというほどではないです。
ハイキーで写してみました。
01 standard Prime レンズですが、オリンパスの PEN のキットレンズのような質感。
高級感があるといわれるほどではないように見えます。
こっちはホワイトモデルで、02 standard zoom レンズがついてます。
熱のせいとも言われますが、外装がベタついて黄ばんできていました。
ちょっと残念です・・・。(こちらでより明確に見える写真が紹介されてました。)
質感は、マグかプラのボディ部のシボが、サラっとして手触りがいいです。
シャッターボタンもアルミ削りだしのような触り心地で、なかなかいい感じです。
2つのダイアルのクリック感はあまり快適でなくもっさりした感じ。
十字ボタンなどはかなり深く押し込まないと反応せず、クリック感は DP1 にも比肩するほどで大して良いとは思えませんでした。
ただし、背面の凝縮間はなんとも言えず魅力的。
難点は手の小さめの私でも操作がしづらいほどボタンが小さいこと。
特に十字キーは何とかならんかったのかと思います。
こう見ると、やっぱり案外魅力的かもしれないですねぇ。
BC(ボケコントロール):
ボケコントロールのボケ MAX (ボケ3)の折の見え方。
画面部拡大。
ボケコントロールのボケ2の折の見え方。
画面部拡大2。
通常の静物撮影を見込んで。
画面部拡大3。
同じ写真の中心部を見ると、ボケコントロールの不自然さが見えたので掲載。
同、画面部拡大4。
遠くに居るはずの人物の服の模様が下部分がぼけることなく解像されているので、機械的に上部分をぼかしていることが明白に。
コップも同様に後ろのボケの大きさからすると多少なりともボケてもよさそうなのにかなりくっきり解像しており、かなり不自然です。
NEX 作例:
上のボケコントロール疑惑と同じ位置で撮影。ASP-C の大型撮像素子により、自然にボケています。
特に背景やコップが自然にボケています。
NEX-3 で撮影したジェリービーンズ。とってもキレイ!
マカロン!本物より美味しそう・・・
最後に・・・ジェリービーンズ!!
【くどくどレビュー^^】
ザックリ言って、凝縮感は半端ではなくて、よくぞこのサイズでホットシュー、これだけのダイヤルをつけたなという感じ。
この凝縮感がたまらない という人はどんなにあれこれ言っても買っちゃうんだろうナァと思う。
高級感については、シボ塗装はなかなか良い印象。特に白モデルはかなりよかった。
逆に、ラバー部分は白モデルは変色やらベタつきやらがあったので、ちょっと印象が悪くなった。
01/02 standard レンズ達の描写の詳細はまだよくわからないが、掲載されていたサンプル写真を見る限りは 01 のほうは結構良いのだと思う。
それらのレンズ自体の質感は特にあれこれ言うようなものではなかったので、特に高級感が云々は無いと思う。
肝心の操作ダイヤルは直感性が高いものではないし、クリック感が良いものでもない。
フルマニュアルで〜という向きにも合っていないと思った。
背面液晶の品質はコンデジの標準レベル。特に良いということではないし、酷い品質でもないが、NEX-3 のものよりは品質が下だった。
撮影間隔はまぁまぁ。超快適というほどでもないが、問題なく撮影できた。ただし、熱暴走でのフリーズが多発してたみたいなので、リリースまでにはなんらか解決して欲しいと思う。
画質については、サンプルでしか判断できないが、悪くは無い。一眼に迫る〜というあたりは良く分からないけれども、 S95 などのコンデジの中ではおそらく NIKON P300 よりはいいだろうとは思うが、S95 より明白に良いのかは良く分からない。
ボケコントロールについては、iphone アプリに近いレベルで、面白いが完成度はいまひとつのようだ。ソニーなどのコンデジに実際にボケ写真とくっきり写真を撮影して合成シミュレートする機種があるらしいが、こちらはある程度画一処理をしているようなので、そっちには完全に負けてると思う。
というわけで、7万の価値があるかといわれると、個人的には微妙。
凝縮感至上主義のお方にはオススメ。
重いものを持ち運びたくなく デモ レンズ交換したい人にも オススメだろう。
ちっさい高画質機が欲しい という程度の人には勧めづらいと思った。
個人的には見てるのは楽しいが所有したいとは思わないといった感じ。
理由としては交換してまで使いたいと思わせる絵が出てきてるとは言えないから。
レンズのスミの滲みはどうでもいいけど、中心付近の解像やら色載りやらに特別な魅力を感じないからだと思う。悪くは無い・レベルで。なんというか絵からコレといったものを感じさせなかったのだ。
this is tanaka 先生のところに ハンズオン動画があって、是非そっちも見て欲しいです。(以下 URL)
http://thisistanaka.blog66.fc2.com/blog-entry-622.html
タナカ先生のところの動画でよく分かるけども、ボタンが凄い小さくて操作は手の大きくない僕でもかなり困難。
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