あ、別に似てないか。
(以下 写真は SIGMA DP1)


『日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く』を読んだ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html
うーん、ウェブ 進化論をよんでいると、現状の Web 状況の説明として2009年としても結構いけていると思うんだが、そしてその本の中でも(さっき読み直してみた)現状の日本の状況に近い当時の状況自体をかなり肯定的に書いているように思うんだけれども、梅田先生どうしちゃったんだろ。
結局アメリカンエスタブリッシュ至上主義な本音を隠せなくなったんですかね。
はてなブックマークとやら(はてなは全然興味無いんでアレなんですけど)に、手痛い批判やらキツイコメントが書かれて、「その本読んでから批判せい、バカ」といっちまったとやらで炎上したあとに、この「残念」発言。
しかも、「[引用]僕自身がはてなの取締役でいる限り、「(ネットユーザーに対して)お前たち、こうしろよ」とか「こういうこと言ってるやつはよくない」と言うことは許されないんだなと思ったんです。(iTmedia)」
なんていっちゃって。もうちょっと言葉選ぼうよ…。
まろゆきもあきれるわけです。(ひろゆき blog)
色々言いたいことはあるのですが、まとめると、梅田さんは結局シリコンバレーしか見てなくて、全然日本の Web 事情を見てないな、理解してないな ということを感じたのです。
しかも、英字サイトの多様性もあまり理解したくないし、する気もないみたい。
んで、私の感想を文字起こししたかのような意見が。(切込隊長BLOG(ブログ))
特にコメントのところ。
「まぁ、英語圏ではFacebookとかで個人(実名)レベルでレジュメを公開して求職やビジネスのマッチングが行われてるのに、日本では暇な連中がニコ動でMAD職人だ何だとか商売にならないことばっかりやってるのがやりきれない、って言いたいんだろう。そうはっきり言えばいいのに。」そういうことみたいですね。
でもいいじゃん、楽しいほうが。マッチングなんて一部のことだし、日本は P マークおよびプライバシーがとても大事ですから、こんなんムリっしょ。
「素人は『はてな』なんてしらねーよ。」禿げ上がるほど同意ですな。
どうもモチオ氏は、サブカル寄りしか盛り上がっていない日本のネットに失望している様子。
へー、そんなもんかねー と思いますけどね。
英語文化圏でも 4chan が盛り上がってますし(いわゆる 2ch のパクリサイト)あっちでも実際はそんなに盛り上がってないという報告もありますし(あすなろblog)、technorati 調べで、日本語ブログが世界のブログの 1/3 を占め、世界一の座を得た、しかもなんと2年も前。
モッチーさんの言っている理想はアメリカで〜の理想も虚像であれば、日本に失望しているのも正しく向き合ってないんじゃないかと思うのです。
まぁ勝手に思ったのでチラシの裏にでも書いてみました。さて...
過去に、これ系のテーマについて書いた日記を漁ってみました。
■ Web 進化論読みきった。
http://masayu-i.seesaa.net/article/25288160.html
■ フューチャリスト宣言等数冊読んでみた
http://masayu-i2.seesaa.net/article/96737054.html
慎重に書いているけど、前は、 Web 2.0 自体には懐疑的だったけれど、彼のビジョンや記述の公平性などに対してかなり尊敬していたようです。
今でもその著書に対しては敬意を払いたいと思います。
読み返してもうなづける内容でした。それだけに、近日の iTmedia の対談の酷さにがっかりしました。
将棋に逃げないで!! 期待してます!