もともと Web 自体 CGM な側面があったわけですが、Blog や SNS の本格普及によってよりコンシューマー(利用者)が "コンテンツ" の提供をしやすくなりました。
ライブドアや楽天が TBS を買収しようとしたのは、その TV の "コンテンツ" 欲しさだとも言われ、Google が "コンテンツ" のタダ乗りと罵られたりし続けていますが、卵が先か鶏が先か のように、インフラが先か、"コンテンツ" が先かの議論があります。
(私はこの場合、Google はインフラであると認識しており、かの企業もインフラを提供しようとしている明確な意思があるようです。)
恐らく 梅田先生の議論で期待されているのは 日本発の超強力なオープンソースインフラを全世界に〜 みたいなものではないかなと思うのです。
なぜなら彼は "コンテンツ" にあまり興味を持っていないし、重視していないように見えるからです。
※アカデミックな分野での交流については興味があるようですが…その程度なら、先生の偉大なる知人の方々を Mixi によんでトピでも立てるか、wiki でもつかえばすむと思います。
私は日本が強いのは実物のインフラと、"コンテンツ" だと思います。
(※ 実物のインフラはたとえばケーブルやらファイバやらの整備的な意味のハードウェアを意図しています。)
このサイトはハードウェア大好きサイトではありますが、今回は "コンテンツ" について語ります。
Web 体験を豊かにする上でどんなことがあればいいか。
インフラとしての google は yahoo などもそうですが文字列を使って同じ内容を取り扱っているサイトおよび画像候補を、独特の順序で羅列するサービスを無料で提供しています。
でも、その候補自体が存在しなかったら… 何も出ませんよね。無いものは出ないのです。
無いものをあるものに変えるのがコンテンツ作成屋。
私は、手を動かせ! ということは、この コンテンツを作れ!
と 同義 と考える種類の思考をしています。
この数ヶ月で大変多くのペーパークラフト型紙を作りました。
おかげで、作る前は20〜40程度のアクセスが、最近ではピークは1000近く、現在も更新せずに定期的に
とはいってもデイリーで
ペーパークラフトに国境は無いようです。
スペイン語圏、ドイツ語圏、フランス語圏の方が、翻訳サイトを活用し、我がサイトに乗り込んでこられます。
なぜかというと、実は海外のペーパークラフトサイトの大半は日本人の作品が載せられているという実態があります。
日本の CGM の層の厚さに、先方が(ある意味)折れている形なのです。
音楽に国境は無いといいます。
ニコニコ動画でも台湾人などが日本の動画をみてコメントをしたり、逆に日本語で投稿したりしています。
それだけコンテンツパワーは強いものがあると思います。
流石に内輪ネタ、時事ネタばかり扱った私の flash 動画は全世界に愛されるものではありませんが、でも無いものを作るのがコンテンツ製作者のワザですよね。
あったらいいなを実現することこそ楽しくないですか?!
ほかのかたにも、喜んでいただけるのではないですか!?
そこのリーチを助けてくれるのがインフラ側ではあるのですが、インフラは本来は主役にはなりえないんです。
受けたいサービス、得たい内容というモノそのものこそ "コンテンツ" なのだから。
私個人の感覚では、生み出したひとはエライ。
そのそばで威張っているやつは見下げ果てたヤツです。
なんとか、生み出していく側になる・あるいはなるように努力し有益なものを増やしていきたいものです。