Z1R/P(写真では左のシルバーボディの機種)は、505 同様、突然完成形で現れた、
「なにもあきらめなかったモバイル」である。
当時最高性能 CPU である PentiumM の最高速 CPU と無線 LAN を標準搭載。
SXGA+(1400*1050ドット)という広大な表示が可能な 14 インチ液晶と、DVD/CD-RW コンボドライブを備え、2.1kg の軽量マグネシウムボディが魅力だ。
この窮屈におしこめられたボディにしっかり i-Link が搭載されていたのも、今となっては感慨深い。
デジモノステーション編集長がいうように、究極のこだわりマシンだった PCG-Z1シリーズ。うちの Z1R/P は今は嫁機になっている。
さて、そのZ1R/P 最薄部とほぼ同じ最厚部をもち、5cmほど長い横幅、
同等以上に軽量なボディ、
より DPI が高い、高精細かつ明るい広視野角液晶を持つ
といった感じのが、 VAIO SE(右側のブラックボディの機種)。
造形やキーボードは Z1R/P に若干軍配が上がりそうな気がする…が、Z1R/P は当時のフラグシップ機。
廉価機であり、その中でも SE の相当な安さを考えると、造形もキーボードの打ち易さも、水準を大きく超えており十分健闘していると思う。
また、この機種は VAIO の高性能軽量機種としては珍しく中国生産である。
中国生産でここまできたか といった感慨も持ったが、そういえば Mac は全部中国だったけ。
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