2007年07月06日

人を動かす - How to win friends and influence people -

本文は写真の下から。
写真は全て W41CA (ケータイ) を PhotoShop4.0 で加工したものです。

yakei3.JPG

色々な流れがあって該当書にたどり着きました。1936年が初版ですから、古い本であることはまちがいありません。
「人を動かす - How to win friends and influence people -」D・カーネギー著 です。

アマゾンの書評に優れたものが多く書かれていたので、ぜひそっちを見てください。

話題に取り上げたので私も少しご紹介します。
本書は 邦題こそ「人を動かす」となっていますが、内容としては元の How to win friends and influence people のほうが適していると思います。あとがきに ”友をつくり、人を動かす法” とありますが、そのほうがしっくりくるように思います。

勿論営業するのに役立つ心構えや事例が満載されているのも事実ですが、家庭や友人関係など、世の中に起こりうるすべての人間関係を網羅しているかのごとく見えるほど(これは私の勝手な感想です)多種さまざまな事例を使っています。

夫、妻、旦那、嫁、上司、部下、親方、弟子、教師、生徒。
どんな立場の人でも参考になると思います。
特に主婦が夫を動かそうとするのに最適な書物といっても過言ではないでしょう。母に勧めねば…


相手の立場になり 相手の喜ぶことにフォーカスするということを実践することで動かすというのが基本のようです。
最初は「えぇ〜…そうはいうけどさ…」と思いますが、事例の嵐に、「そうかもしれない、このシチュエーションなら自分も動くかも」と思っていきます。

yakei4.JPG

本書は、現代における多くの啓蒙書、コーチング教本に影響を与えたものだそうですが、内容として斜め読みすればするほど陳腐です(なぜならほかの本が影響を受けたため、似た内容の本があふれているからです)。そこら中にありふれたことが書いてあります。特に未知のことが満載されているわけではない。
しかし、しっかり読めば読むほど味がある内容になっていると感じました。文章の上手さ、訳の妙味、適切な構成と説明、大胆な記述における簡潔さなど、感じる長所は多いようにおもいます。


特にこの手のほかの本と違うと思ったのは、各心構えにひとつ以上、実践した場合のケースが乗っていることです。
このしつこいほどの事例紹介は、本書におそらく絶対的に必要な要素だと思います。

なぜなら、これがあることで本を読んだ後自分自身が行動し、それによって文字通り ”人を動かせる” ようになるからだということだと実感しています。

meta.JPG

実際に私はそれを体験してしまいました。
ですから、この本は凄いと思うわけです。
10数人同時に読んでディスカッションを実施したわけですが、ほとんどみんな気づき の体験をし、2度三度よむと新たな局面を見ています。

yakei1.JPG

とはいっても、実践は難しいし 必ず上手くいく・というものでもない というのは カーネギー氏自身書いていることですけどね。
よっぽど良くなる といったことであるという認識が必要なのでしょうね。

最後に夫婦の話が載っています。
我が家は大丈夫という感じではありますが、本書が半世紀も前のものであることを考えると、今も昔も変わらないように思いました。

yakei2.JPG
posted by masayui at 23:50 | Comment(5) | TrackBack(0) | ・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白そうですね。是非探して休みにでも読んでみようと思います。特に未知なる夫婦生活が気になっているので…(笑)紹介してくれてありがとう!
Posted by at 2007年07月07日 05:46
今回の写真と文章がいい感じに並んでいますね。
写真も味があるし(*^-^)

私も読みますー。
Posted by あやめ at 2007年07月07日 06:11
匿名さん > Sさんかな・・・?AMAZON とかで購入されてはいかが?
日本在住の方なら図書館という手もあるけど実は大変人気だそうで、台東区では予約を入れなければ厳しかったのだそうです。

あやめ > お褒めいただき、ありがとう!うれすぃいっす。写真は携帯の癖に案外いじれるなぁと思ったよ。
Posted by masayu-i at 2007年07月07日 17:52
むしろ本の内容より携帯写真をフォトショで
加工するだけでこんな絵がでてくるってことに
びびらされておりますがww
重い思いして首から下げられているD200が
不憫でorz
まあ本屋行って漁っているか。
少なからず新たな局面が見える手がかりには
なるだろーし。
Posted by namuko at 2007年07月07日 20:51
絵は自分でもちょっと驚きましたよ。あのちっこい携帯からそこそこ見れる絵が出るってのは愉快です。おそらくCASIO の地味な絵が加工にぴったりなのかもしれません。
D200、ポテンシャルの高さはあきれるほどのようです。ぜひとも使って、新作見せてくださいね。
Posted by masayu-i at 2007年07月08日 07:12
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
dot2.gif