SD14 は実際に活用しているわけではないし、オーナーでもないのでアレコレいうべきでは無いのですが、先日のオーナーさんからのコメントや掲示板のコメントなどを拝聴していると、進化点と同時に退化点もあるように思えます。
進化したのは
・画素数が上がり、ドットあたりの精細さを維持した上で、より大きな画像を出力可能
・SD9/10 よりは長時間露光に耐える
・小型化
・ミラーショック軽減
・シャッター改善
・ファインダの明るさ / 見え方の大きさの向上
・専用電池による電源改善
・液晶改善
等など。
これだけ改善されれば十分に思えてきますが、
・暗部ノイズの悪化
・黄緑っぽい(これは欠点かどうかは微妙・・・)
という不満点はだいぶ多くの方のコメントに見られます。
先日も、オーナー様同士のお話の中でこの「暗部ノイズの悪化」についてはだいぶ言われていました。
暗部ノイズの悪化については、画素数の向上に伴う弊害?
正確さを期すと、画素数向上に伴う1画素辺りの開口率低下になるのでしょうか?
詳細はよくわからないので、このあたりの言及は避けたいところですが、SD9 / 10 よりも悪化しているようなニュアンスだったと記憶しています。
もし上記条件が正しい場合、レンズの暗い DP1 ですと 黄緑な上に、髪の毛総まだら なんてことになりかねないのではないかとおもいました。ただでさえ小さく、熱のこもりやすそうな機体ですから、SD14 よりも心配です。
例えばですが、SIGMA さんが、そのまだらノイズを押さえるアルゴリズムを必死に調整中だとしたらどうでしょうか。
DP1 が画像調整中のまま、なかなか発売されない理由について、あくまで私の妄想ですが考えてみました。
SPP3.0 で一番大きく向上したのがノイズ除去だと思っています。
(SPP2.1 のままでは、SIGMA SD14 がノイジーだから強化したようですが、その恩恵か SIGMA SD9 でも少々画質向上しました。)
DP1 発売にあたっては、更に強化向上させる必要があるのかもしれません。
となると、DP1 買う?となると
「予約で直ぐ」
というよりは、
「作例を拝見するまで、判断は待ちかな」
というのが正直な感想になりそうです。
明るいレンズを装備してやっとおとなしくなった SD9 の上に、さらに暴れ馬っぽい DP1 など使いこなしが大変そうです。
DP1 が暴れ馬でなくなるならば、SIGMA SD14 もソフトウェアなどで相当に大人しい機種になってもおかしくないように思います。
良いほうに期待したいのですが、生憎悲観的な人間なんで、チョット期待減して待ちます。
DP1 でもう一つ魅力的なことに、FOVEON による VGA 動画 というものがあります。
ローパスなしの動画映像となると、なかなか無いのではないかと思いますから、HC-3 のハイビジョン動画と比較してみたいと思います。
ノイズだって動画になればおそらく目立たないでしょうしね。
【・デジタルカメラ、デジタル一眼の最新記事】
・初夏にはプレβレベル *1
↓
・後の画像最適化のプロセスでコンパクト用画像処理の問題でほか SD より画質が劣ることが判明 *2
↓
・議論の末、画像処理パイプライン自体を見直し、再構築 *3
↓
・11月の初旬に修正バージョンのα版DP1を完成
*1 自体遅いような気がします…
*2 通常のコンパクトでは及第点とありますが、ポラロイド+ α クオリティだったのでしょうか…
*3 そのまま リリース とならなくて、本当に良かった!!
というわけで、引き続き期待しています。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/11/22/okiniiri.html