OS 選択だが、
OS の上でいかに多種なアプリケーション、その下にいかに多種なハードウェアをあつかうことができるか、あるいは多種でなくても非常に重要な アプリケーション、ハードウェアをドライブできるという要件が非常に大事なものだと考えている。
どんなにエレガントな表現力があろうと、どんなにエレガントな設計であろうと、この プラットフォームとしての機能が一番働いているものは(私にとっては)Windows であると思う。ハードウェア、ソフトウェアの選択肢がとんでもなく広く、とても深い。
一方、デジタル一眼レフはその OS の外部ハードウェアとして連携する事があることは確かだが、Windows なのでハードウェアの選択肢については間違いなく最大限確保されている。
どれでも Windows なら連携可能だ。
その状況ならば一番特殊なものを選んでも問題が無いのである。
Windows ならばこそ SIGMA SD を選べたともいえる。(もちろん、プロ/アマの Mac ユーザも少なくないと聞くが、RAW 現像ソフトである SPP3.0 は 11月現在 Windows にしか提供されていない。)
VGP-BMS30 などの超傑作マウス、PowerMate のような Mac ライクガジェット、PlayStation 2 コントローラー、iPod が全て正当にラクラク扱えるのも Win 機だからだ。
まさしく OS は裏方。
これら超個性的な面々を扱えてこそ面目躍如といえる。
まさしくほかのデジタルカメラとは根本的に一線を画す SIGMA SD シリーズ。その要因は撮像素子 Foveon とその採用に伴う ローパスフィルタの排除にある。
Foveon は、まさにデジタルらしい写真を吐き出す。
モスキート・ラーメンノイズやら、ダルダルエッジのぼんやり画像に代表される、「デジカメらしい写真」のことではない。
CG のごとき緻密さでドットあたりの絵を提供する。
このデータの緻密さをみれば、Windows の雑多振りなどどうでも良くなってしまうというものだ・と僕は思ってますけどね。