IXY Digital 中心に、撮り比べなどを敢行。
IXY Digital 10 は、この安さ、小ささ、軽さでこの画質。
3M モードで使っている分には十分綺麗なコンデジだ。
↓上:FinePix 6800z / 左:IXY Digital / 右:W53S (写真 U20)

↓ FinePix 6800z で撮影。
↓ IXY Digital 10 で撮影
比較
厳密じゃないので、参考程度というつもりだったが、結構いろいろなことが分かった。
まず、FinePix 6800z。緑かぶり気味だが、2000年当時、これほど綺麗な画像を生成するマシンはすくなく、人を撮ればゾンビ、風景を撮ればボヤボヤで魅力も失せるが常識だったところを、テカ美肌、強烈なるネイチャーフォトぶりを引っさげてあらわれただけある、美麗かつ高精細な写りが健在。
当時は爆速の部類だった機動まわりは、今の最新からするとだいぶモッサリだが、それは仕方がないかな…
IXY と比べると画像量端の樽型ゆがみがきになる。
思った以上に IXY Digital 10 のあたりはずれが大きいのに驚いた。
暗部に関しては自動増感される場合、酷くノイジーで、逆光の花のアップなどについては、ISO100 固定の FinPix のほうがボケが綺麗に取れたなど、逆転したシーンもいくつかあったほど。
ただし、光量十分な順光ではやはり画質のよさが際立つように見える。
色味や解像感、ノイズについても、この価格、サイズにしては素晴らしい。
立体感といったスペシャリティまでは出せないため、Dp1 とは明確に差が出る感じはあるが、普通に綺麗なコンデジである。
7M、5M、3M の撮影比較だが、3M が等倍鑑賞に一番向いていた。
もちろん、7M のデータが一番高精細ではあるが、5Mと大差はない印象で、3M でも著しくデータが損なわれる印象はない。
W53S は、やはりどことなく黄味が強いイメージ。2M機としても解像力は低いほうだとおもうが、携帯についていていつでも使える利点は大きく、なおかつこのレベルの見れる画質というのはありがたい。
黄味以外にも斜め線が妙にジャギるとか、いろいろ不満はあるけれど、ぱっと見でまともな色バランスをさっと出せるのは、ありがたい。
FinePix 6800z で撮影。 3M モード、オート
(グリーンかぶり気味だが、単体で見ると悪くない。
2000年当時のフラグシップだけあって、300万画素機にしては解像感やけにある。その上、ダイナミックレンジが広い印象。)
IXY Digital 10 で撮影。 3M モード、マニュアル
(晴れの色は鉄板。7M機だけあって、3M モードの解像感は素晴らしい。ノイズも少ないしほぼドットバイドット。7M モードだとイマイチ…。でも、この小ささでこれは凄い。)
AU W53S (Sony Ericson) 2M モード オート
(上二つと比べるとかなり見劣りするけれど、携帯としてなら十分合格か。)