
kakaku.com で今更 DP1 のレスポンスなどが思ったものと違うというコメントを見ました。
コメントは自由だし、その人がそう感じたのは誰も文句を言う筋合いじゃないけど、同じような情報がリリース1ヶ月前からあったという状況で今更感をえらい感じたわけです。
しかも、それを理由に手放したって言うのだからなおさらです。
kakaku に書き込むくらいなら、買う前に kakaku 見ようよと。
自分はどうかというと、確かに実際ゲットしてみても DP1 の撮影レスポンス自体にはもっと改善があればとは希望します。
それはそうですが、工夫で当初の目的を十分に果たせるだけの撮影性能は備わっていました。
実際に 40 km程度で走行中の車ならば流し撮りも余裕で可能ですし、夜景も綺麗に撮る事ができました。
あれもこれもと希望される方も居るようですが、世間一般のコンパクトデジカメとこのカメラの構造の決定的違いを全く無視した妄言が目立ち、痛々し過ぎることもあります。
DP1 はこと画質に関しては デジタル一眼レフクラスのいいとこ取りをしたわけです。この点は全く疑いの余地が無いと思いますが、ほかの点については様々な面で一眼レフクラスのハンデとコンパクトサイズのハンデを負ってしまいました。
更に Foveon センサー搭載の利点と欠点も併せ持ちます。欠点については画質面では DP1 は大きく改善し、潰してきた感じがしますが、データ容量、要求処理性能が高いという欠点は依然として変わりません。
このような内容は、該当機種の企画当初からある程度想像できるわけですが、だからといってそのネガティブ面を強調するのは このニッチカメラにはあたらないものだと思っています。
なぜならその面を両立させようとするならばやはり製品登場自体が難しかったのではないかという視点があるからです。
メーカー側に寄った意見と混同されてしまうかもしれませんが、製品性能を堪能している消費者としては、欠点以上の長所がある という感想であります。
この画質、筐体のラインの2点が私のお気に入りです。
そして、それらが私の関心の中心であり、ほかについてはある程度あきらめがつくという考え方だからです。
ある程度諦めがつきますが、でも不満に思うことはあります。
後ほどその点にも触れてみることがあるかもしれません。
【・デジタルカメラ、デジタル一眼の最新記事】
kakakuに寄せられた難点について、背景情報を全く知らない、恥ずかしいめろんぱんですが、私的な感想を詩的に指摘したいと思います。
先駆的なものが、従来のものと比べて、「ある面において及ばない」という苦言を呈せられることはよくあるように思いました。
S○NYのウォークマンも、電池式で携帯できる再生機として売り出したときは、「録音機能がないものなど常識的に考えられない」と一蹴されたそうです。ただ、そういった難点も補うほどの強みがあった、とかいう話だそうです。(録音を主工程で使わないセグメントに浸透したのかどうかとかいう話は全く知りません)
DP1の訴求点、(設計コンセプトですか?)は、小回りと画質(多分違うのかな?)という、従来互いに閉じていたモデルの中に一石を投じて、撮影スタイルに新しい流派の誕生を想起させるようなものなのではないでしょうか。
DP1の存在を知ったとき、セパタクローを彷彿させられたのはめろんぱんだけでしょうか?セパタクローが一石を投じた従来の考え:肩関節は不安定だが、其の分、自由度が高い。力は弱いが、巧緻性に秀でる。対して、股関節は安定性がある。其の分、稼動域が狭い。精密動作は厳しいが、力強い。
SONYのウォークマンの例はこの際結構良い例かもしれないですね。
万能ではないけれど、尖がった特徴がある実験機という意味で・ですね。
上手いたとえです。